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萩原朔太郎記念館

  • 執筆者の写真: minus888
    minus888
  • 2017年8月27日
  • 読了時間: 2分

Tt氏とふたりで連れだって、以前からの念願でもあった前橋の萩原朔太郎記念館へ行った。

前橋は不思議な場所で、都会ではないし、鄙びた田舎でもなく、だけれども薄く広がっているので、ちいさく纏まった町、たとえば高松なんかの方がずっと栄えて見える。

月に吠えるの100周年記念の展示を見て、広瀬川のほとりにある朔太郎の詩碑や移築された旧家を見て、一通りはしゃいで帰ってきた。

朔太郎は好きだ。大好きだ。どこまでも美しい言葉の人だ。

ただ、故郷であることをぐっと押し出す前橋という町を、わたしは愛せないと思った。彼が、前橋に生まれたからこそ描写された詩もあるだろうけれど、彼が偉大な詩人であることと、彼の故郷が前橋であるということは、本質的には無関係だ。別の場所で生まれたら、別の偉大な詩を書いたに違いない。彼の詩は郷土愛のイコンとするには不相応だと思うので、その点文学館と解釈が違うと思った。

少し前に行った室生犀星記念館とか、菊池寛記念館、田端文士村ではそんなことを思ったことはないので、一寸中立とは言い難いのだと思う。

それはそれとして、Tt氏は面白い人で、ずっと喋っていたいと思った。

私の朔太郎に関する葛藤とか益体のない話までも聞いてくれた。浴衣を着て、二泊の泊まりがけでずっと一緒に過ごしたが、よい人柄だった。


 
 
 

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